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各言語紹介

フランス語 / FRANÇAIS

フランスといえば、何が思い浮かぶでしょうか。ファッション、お菓子、料理、美術、洗練された生活スタイル、文化的な伝統、重厚な建築物、パリの町並み、などなど。そこで話されているフランス語もそうしたイメージを背負っています。そしてフランス語はそうした世界中の人を魅了するものに最良のアクセスを提供してくれます。

しかし、フランス語はフランスはもちろんのこと、ヨーロッパではベルギーとスイスの一部で母語として話されるだけでなく、国連の公用語の一つとして用いられています。北米ではカナダのケベック州でフランス語が主に用いられ、かつてフランスの植民地であったマグレブと呼ばれる地中海沿岸の北アフリカ諸国やアフリカ中西部、また太平洋のポリネシア地域、カリブ海諸島のいくつかの島でも行政・司法・商取引などでフランス語が用いられています。

これだけでもほぼ全世界的な広がりのある言葉なのですが、フランス語の特徴は母語としてよりも媒介言語として、政治や商取引における合意や了解を形成するために用いられることが多いことです。北アフリカ地域ではアラビア語のそれぞれの国の方言が、アフリカでは部族語が、カリブ海ではフランス語の影響をうけた現地語のクレオール語が日常的に話されています。そうしたなかでフランス語を用いるということは、母語で生きる世界の外部とのアクセスを保ちながら、相手を理解し相手との了解を確実なものにしようとする意思が背景にあるのです。自分の生まれ育った言葉の世界を大切にしながら、外部や他者との確かなコミュニケーションを目指すこと。フランス語を学ぶことはこうした大きな方向性へ合流することに他なりません。

フランス語を学ぶ道筋は易しいものではないかもしれません。しかし、初級文法などの約束事の束の向こう側には、フランス語による豊かな世界が広がっているのです。フランス語を学ぶみなさんとそのような豊かさを共有できるように、そして踏み出す一歩一歩としての学習が貴重な経験へとつながるように、それぞれの担当者が準備を尽くしています。