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各言語紹介

ドイツ語 / DEUTSCH

ドイツ語は、ドイツ(連邦共和国)だけでなく、オーストリア、スイス、ルクセンブルク、リヒテンシュタインなどドイツに隣接する複数の国や地域で公用語として用いられています。ドイツ語を母語とする人は約8800万人で、EU圏内でもっとも母語話者が多く、EUに加盟していないスイスのドイツ語話者も数に入れると、約1億の人がドイツ語を母語として話しています。

ヨーロッパのほぼ中央に位置するこれらドイツ語圏の国々は、西欧と東欧とが出会う場として多様な文化を持ち、また多くの歴史的できごとの舞台ともなってきました。つまり、ドイツ語やドイツ語圏について学ぶことは、ヨ一ロッパ全体の歴史や文化、さらには今日のヨーロッパと世界の政治や社会情勢にも視野を開くことにつながるのです。

距離的には日本からかなり遠いドイツ語圏ですが、『舞姫』を書いた森鷗外が国費で医学を学びに行ったように、近代の日本は、医学、法律、工業など多くをドイツ語圏から学びました。医学用語や化学用語、心理学や社会学、またスキーや山岳関係の用語にドイツ語からの外来語が多いのはそのためです(カルテ、シャーレ、アレルギー、コラーゲン、リュックサック、シュプール、ゲレンデ、アルバイト。どれもドイツ語からの外来語です)。もちろん、音楽、文学、哲学なども熱心に受容してきました。

遅れて始まりながらも急速な近代国家の形成、第二次世界大戦への突入と敗戦。そして廃墟から奇跡の復興を果たして経済大国になるという、似通った歴史をドイツと日本は経てきました。同時に、歴史認識の問題や、経済発展に伴う環境破壊、また最近では少子高齢化、格差、多文化共生など、相通じる課題を抱えてもいます。日本のことを知るためにも、日本の抱える問題を考えるためにも、ドイツ語を学ぶ意義があるのです。

立教大学でドイツ語を選択すると、まず立教オリジナル教材を使って基礎を学びます。この教材で、ドイツ語圏の文化に親しみながらバランスよく語学力を身につけましょう。2年次以降は、自分の関心に応じて科目を選択し、さらに語学力を伸ばすとともに、ドイツ語圏についての理解を深めることができます。夏にライプツィヒ大学で行う『海外言語文化研修』では、生きたドイツ語、現地の文化と社会に触れる充実したプログラムに参加できます。また、フンボルト大学(森鷗外が留学したあのベルリンの大学です!)やテュービンゲン大学、ボン大学への交換留学の制度もあります。

ドイツ語を通して、世界と日本の情勢や文化、人々について見直してみると、きっと新しい発見があるでしょう。私たちドイツ語のスタッフは、その発見へ至る道を案内するアドバイザーとして、ドイツ語学習者の皆さんをサポートします。